臨床工学技士の方を、医療機器のフィールドサービス職へご支援させていただいた時のことです。その方は、ご自身の人生についてしっかりと考えておられました。「何歳までに結婚したい」「どんな働き方をしていたいのか」キャリアだけでなく、その先の人生まで見据えて、転職を考えておられたのがとても印象的でした。一方で、転職は今回が初めて。新卒の際も推薦に近い形での病院への入職だったため、転職活動の進め方も分からず、右も左も分からない状態からのスタートでした。だからこそ、意識したのは「伴走すること」。求人の紹介や選考対策だけでなく、考えの整理や不安の言語化も含めて、一つひとつ一緒に進めていきました。転職は、情報が多い分だけ迷いも増えます。特に初めてであればなおさら、「何が正解なのか分からない」という状態になりやすいものです。だからこそ大切なのは、正解を提示することではなく、その人自身が納得して選べる状態をつくること。最終的にどの道を選ぶとしても、「自分で考えて決めた」という実感が、その後のキャリアに大きく影響すると感じています。転職は「ゴール」ではなく「スタート」。その先の人生まで見据えて、一緒に考えていくこと。それが、この仕事の価値だと思っています。